【ファスティング部番外編】付け足さない上履きメソッド ジムトレーナーおとやさんインタビュー

 ファステイング部部長の通うトレーニングジムに、トレーナーらしからぬトレーナーがいる
 トレーニングメニューリストの最後に、毎回、偉い人が言ったと思われる含蓄のある一言が添えられている

 例えば、こんなふうに「努力はしてもいいんだけど、頑張らないでもいいんじゃない?」
「いったい誰の言葉ですか」と部長が聞いたら、なんとおとやさんの言葉!

哲学者ですか?おとやさん?」風貌もまるで仙人のようで、ちょっと独特のオーラに包まれている

 なんといっても部長が「メニューをこなすのがしんどいなぁ」と愚痴ると「やらなきゃいいじゃん」ときっぱりと言い放つ。その上「どうして嫌なことするのかなぁ」とさえ言う。「いいの?それで?自分の組み立てたメニュー、無駄になったと思わないの?おとやさん?」 なんだかとっても不思議な人なのだ

 ある日、部長が、いつものようにジムに行くと、おとやさんがトレーニングをしていたふと足元をみると上履き!しかも7年ものらしくボロボロ・・・「え~と、これは、どーゆーこと?」 混乱する頭で、部長がその上履きの理由をきいたら、こんな理由が返ってきた
https://ameblo.jp/nuzzleone/entry-12371588893.html

 付け足さない上履きジムトレーナー、おとやさん
きっとまだ知らない心の上履きメソッドがあるはずだ!ということで、運動嫌いのファスティング部幽霊部員池田ちかがおとやさんを突撃取材!!

怪我に名前をつける必要ないじゃない? 治す必要ある?

ちか
おとやさん、上履きを買い換えるっていって、まだ、換えてないみたいなんで、気になって確かめにきました(笑)
otoya
うん、買い替えてない。だって、メンバーがおいていったシューズいっぱいあるんだもん。そっちを履こうかと思って。もったいないし
ちか
もしや、今日のアロハも忘れ物じゃないですよね?
otoya
これは僕の。
最近はね〜、タイダイのTシャツとかにハマってるんだけど、それで子供のお迎えいくと怪しまれるの(笑)
ちか
それは圧倒的に怪しすぎ!
ある意味、似合いすぎなんでしょうね〜。似合いすぎるのも考えものですね(笑)
otoya
(笑)(笑)
前回、会ったときから変わったことと言えば・・・
僕ね、トレーニング中に太ももが肉離れしたの
ちか
ええーっ、大丈夫なんですか?
otoya
まだ痛いよ。
一時は子供を抱いて階段を降りるのがやばいくらい痛かった
ちか
それ、けっこうな怪我じゃないですかぁ。
病院は?
otoya
行ってない。だってね、痛かったら、痛くないことすればいいわけでしょう。実際、肉離れしたあとも、違うトレーニングしてたし。
ちか
ええっ、トレーニングしたんですかっ!
otoya
怪我って名前をつけるから、ネガティブな気持ちになるだけで、本来はもっと中立なものでしょ。ただ痛いってだけ。
ちか
痛いの嫌だけどなぁ
otoya
ずっと耐えられないくらい痛みが続く場合は、病院に行くという手段も必要だと思うけど、僕はそれほど痛くなかったから。
ちか
でも、病院に行ったら、早く治るって思いません?
otoya
自然に痛みが薄らいで治っていけばいいし、治らなかったら治らないでそれでいい。
ちか
治らなくてもいいんですか?
otoya
怪我って、起きてはいけないっていうネガティブなイメージがあるでしょう。だけど、当たり前に起きるものじゃない? ただそれだけでしょう?
ちか
当たり前…ですかね(笑)
otoya
ふだんから当たり前のように起きるものを、ネガティブなこととして捉えるから、おかしなことになる。
ちか
問題として捉えない。ただ、怪我した。それだけ
otoya
そう。怪我って言葉もいらないくらい。「子供が生まれる」とか「人が死ぬ」っというのと同じで、自然に起こることに対して、いい悪いを決めなくてもいいじゃない?
ちか
なるほど
otoya
 僕ね、1年前に自転車からおっこちて、手首を怪我したのね。それ以来、手首の中が痛いの。今も、どすんって手をつくと痛いわけ。でも、そのまま。
ちか
それも、そのまま。病院にはいかなかったわけですね
otoya
だって、どすんって手をつかなければいいだけだから。治す必要もないし、別にこのままでもいいと思ってる。
ちか
病気のときも、きっとそうなんでしょうね(笑)
otoya
うん、熱があっても身体を動かしたいと思えばトレーニングするしね。もちろん、インフルエンザとか、そういう場合はジムにはいかないよ。身体動かしたいと思ったら、うちでやればいいだけ。
ちか
おとやさんにとって、怪我も病気もやりたいことをやれない理由にはならないんですねぇ
otoya
最近はね、そういう不調とか痛みに愛情さえも感じる。痛みや不調も自分の一部!

「今やっていることに集中する」筋力をつけるは副産物

ちか
おとやさんって、ジムトレーナーなのに、トレーニングを勧めないじゃないですか? 現に私、全然、入会の勧誘されないし(笑)私はとっても楽しいんですけど、それはなぜなんですか?
otoya
だって、運動しなくたって、いろんな気づきを得ることができるでしょう。トレーニングよりも大切なことっていくらでもあるじゃない? 

ちか
確かにそうですけど(笑) 

otoya
僕にとって大切なのは「今、目の前のことに集中すること」。この間も話したけれど、「今、目の前のこの場にいること」が大事。だから、今、僕はちかさんと話すことに集中することが大事それでいいんじゃない? 
ちか
そして、トレーニングしているときは、トレーニングに集中すると…。おとやさんがトレーニングの指導をするときに意識するのもそこなんですか?
otoya
う〜ん、あえて何かを意識してるってことはないんだけど、言われてみるとそうかもしれない。

ちか
前回、一人ひとりの顔を思い浮かべてメニューを決めるっていってましたけど、具体的にはどういうふうにメニューを組み立てるんですか?

otoya
僕がトレーニングメニューを組む時は、ウォーミングアップの時間とかワークアウトの時間とかくぎらなようにしてる。ウォーミングアップっていうと、運動のための準備という意識になってしまう。運動よりも重要度がないもの的な捉え方って違うなって思って。

ちか
わかる気がします。準備運動とすると、なんか適当になるというか、集中しないというか…

otoya
トレーニングする時間のすべてが運動でいいじゃない? その中でいろんな動きを獲得していけばいいだけ。

ちか
やっぱりおとやさんのトレーニングの一番重要なことは「今、目の前のことに集中する」「今、この場にいる」ことなんだと思うんですね。それをトレーニングを通して伝えている気がする
otoya
確かに、この環境をつかって、僕が伝えているのはトレーニングの方法じゃない。運動を通していろんなことを自分の中で感じてほしい。筋力をあげるっていうのは副産物(笑)
ちか
筋力が副産物っておもしろい!(笑) おとやさんは、魚屋さんだったり、コンビニの店員だとしても、その「今、この場にいること」の素晴らしさを伝えているんでしょうね

「仕事そのものにこだわりはない」っていうといい加減にやってるように思われるけど、実は逆。与えられた場で責任を全うしている

otoya
実は仕事自体にこだわりはないの。この状況は、明日になったら変わるかもしれないし、そうなったらそれでいい。ただ、やっている限りは最もいい状態で、もっともよい意識でやっていきたいって思ってる。
ちか
そういうおとやさんの姿勢のようなものは、ジムのメンバーやスタッフに伝わっていると思いますか?
otoya
どうかな?伝わってるのかな?(笑)ただね、今日みたいな話、メンバーやスタッフとよく話す機会が増えてる。つい最近もね、うちのジムの元メンバーの人から「おとやと話がしたい」ってメッセージがきたの
ちか
なぜ、話がしたいと思ったのかしら?
otoya
彼は5年くらい前の僕を知ってる人なんだけど、その頃の僕と今の僕では全然違うって。「どうして変わったのか、その理由を知りたい」って
ちか
おとやさん、そんなに変わったんですか?
otoya
うん、変わったね。5年くらい前までは、すごく苦しんでいたから。仕事でもプライベートでも満たされてなかったし、イライラしたりも多かった
ちか
そんな時期があったんですね。次回は、その話を詳しく聞かせてください!

次回に続く

文:池田ちか

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